宮崎県獣医師会 会長挨拶

令和8年 年頭のご挨拶
新しい年を迎え、心からお祝い申し上げます。
県民の皆様には、健やかに新年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。
また、平素より宮崎県獣医師会の活動に対し、深いご理解と温かいご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
近年、世界では軍事紛争が複数の地域で発生し、国際社会は不安定な情勢が続いております。国内においても、豪雨や地震などの自然災害、人や動物の感染症、社会・経済環境の変化など、私たちの暮らしに不安を感じる出来事が続いています。こうした中で、動物と人が安心して暮らせる環境を守ることは、これまで以上に大切になっています。
獣医師は、犬や猫、家畜などの動物の命と健康を守るだけでなく、食べ物の安全を支えたり、動物から人へ、人から動物へうつる病気を防いだり、災害が起きたときに動物を助ける活動にも取り組んでいます。こうした仕事を通じて、私たちは人の健康や、地域の安心な暮らしを支えています。
私たち宮崎県獣医師会は、動物と人が安心して暮らせる地域づくりのため、次のような活動に取り組んでいます。
人・動物・自然がともに元気に暮らせる社会づくり
人の健康、動物の命、自然環境を一体として守る考え方を大切にし、広く伝えています。
災害が起きたときの動物医療支援体制(VMAT)
地震や台風などの災害時に、動物を助ける獣医療支援チームを育成し、ペットと一緒に同行・同伴避難できる環境づくりを支援しています。
動物から人、人から動物へうつる病気を防ぐ取り組み
狂犬病や重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などの感染症を防ぎ、人と動物の健康を守ります。
安心して働ける獣医師の確保
公務員や産業動物に関わる獣医師が安定して働けるよう、環境づくりに取り組んでいます。
動物を大切にする社会の推進
動物を思いやり、命を尊重する気持ちを育てるため、動物愛護・アニマルウェルフェアの活動を進めています。
家畜の病気を防ぎ、食と産業を守る
口蹄疫、鳥インフルエンザ、豚熱やアフリカ豚熱などの家畜の病気を防ぎ、安全な畜産を支えています。
女性獣医師などが安心して活躍し続けられる環境づくり
ライフステージに応じて、誰もが安心して働ける職場づくりを支援しています。
安全な食べ物を守る取り組み
食品や食肉の衛生管理を通じて、子どもたちや県民の皆様の健康を守ります。
畜産・水産業を支える活動
安全で質の高い生産が続けられるよう、専門的な立場から支援しています。
動物園や野生動物の健康管理
子どもたちが大好きであり情操教育的にも重要な動物園動物の健康や自然界の野生動物の保護や管理、人と自然が共生できる環境づくりに取り組んでいます。
学校で動物とふれあう教育の支援
昨今激減している学校飼育動物環境を見直し、それらの動物を通じて、子どもたちが命の大切さや思いやりを学べるよう支援しています。
迷子や災害に備えるマイクロチップの普及
犬や猫などのペットにマイクロチップを装着・登録することで、安心につながる取り組みを進めています。
チームで支える動物医療
愛玩動物看護師と力を合わせ、より安心で質の高い動物医療を提供します。
獣医師の仕事を知ってもらう活動
獣医師はいろいろな仕事を担っております。これらのことを県民の皆様に分かりやすく伝えていきます。
私たちは、動物を守る立場でありながら、私たち自身が動物から多くの支え、やさしさ、元気や学びをもらっていることに気づかされます。動物とともに生きることは、命の大切さを知り、心を豊かにすることにつながっています。
宮崎県獣医師会は、これからも動物と人がともに安心して暮らせる社会を目指し、県民の皆様に信頼される専門職団体として、関係機関と連携しながら、困ったときに「身近で頼れる存在」でありたいと考えています。
本年が次世代を担う子どもたちにとっては笑顔あふれる年に、また、県民の皆様にとりまして希望に満ちた実り多い一年となりますことを心より祈念申し上げますとともに、引き続き本会の活動へのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、年頭のご挨拶といたします。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
令和8年 元旦
会長理事 末吉 益雄








